ワカメ養殖漁業
世界一のワカメを生産→加工→販売まで一気通貫

背景・展望
世界一の大きさ・肉厚を誇る、田野畑ワカメは生物学的に独自の系統で日本に唯一の種である。ほとんどの地域では種を外部から購入し育てているが、ここ田野畑では貴重な種を絶やすまいと、天然雌株から採取し育成し種を繋ぎ続けている。
また、入り組んだ湾がないため外海の冷たい荒波にさらされながら成長してきた田野畑ワカメを、研究者は「世界一のワカメだ」と豪語しているほどである。その品質の高さから、市場価格も群を抜いており、高級食材として流通している。芯抜き、塩蔵などの加工も地域内で実施し、直接販売も手掛けていくことで地域内に雇用を生み出し、利益を残すことができる。
経済性(ビジネスモデル)

- 誰に
- 水産加工会社
- 何を
- 塩蔵ワカメ
- どこで
- 田野畑村内
- どんな価値
- バイヤーが喉から手がでるほど欲しがる、世界一肉厚で大きな高品質ワカメ
社会性
健康増進(脂肪燃焼、糖尿病•高血圧•動脈硬化予防)
環境性
豊かな漁場の保存
年間サイクル
繁忙度:繁忙 ← → 閑散

- 年間従事日数
- 約160日
- おおよそ年収
- 300万円以上
- 初期投資
- 船、塩蔵設備
- 兼業・複業
- 可能(ウニ・アワビ・サケ・タコなど)
- 求められる能力・スキル・ 資格
- 【能力・スキル】
・個人差はあるが数ヶ月は船酔いに慣れる必要、忍耐力
・操船や巻き上げなどの機械操作力
・冬がメインの作業となるため、寒さなどに耐える体力
・加工作業の働き手を集める力
【資格】
・船舶免許
・漁業権
- やりがいポイント
- 「自然の中で仕事ができ、気持ちいい」
「世界一のワカメを作っているという誇り」
「群を抜く取引価格」
- 先輩メンター
-
三浦太知さん
(島越地区)
- 田野畑版SDGsとの関連