御用聞き商店
地域の生活を支えるこれからの小売店の形

背景・展望
日本全国で、かつて集落単位で存在していた小規模商店が減少し、大規模なスーパーマーケットに取って代わるにつれ、交通の便の悪いエリアの住民は、その地域の中心部に行かなければ生活に必要な物資を揃えにくい状況に陥っている。
田野畑村内でも状況は同じであり、例えば羅賀地区沿岸部の住民は約6㎞離れた内陸部のスーパーまで車で出向かなくてはならない。また、商品の多様性を求めるとなれば、宮古市及び久慈市まで買い物に出かける村民も多い。
小売店の存在は、過疎地域の人口減少や人材・資金の地域外流出を抑制する重要な役割を果たしている。
地域外への買い物客が増え、不便さの実感が高まると、結果として地域内の経済循環が縮小し、人材・資金が地域外へ流出する可能性が強まる。地域ニーズを柔軟に汲み取ることのできる新しい形の商店が求められている。
経済性(ビジネスモデル)

- 誰に
- 地域住民
- 何を
- 食料品
日用品
自社生産物、加工物等
- どこで
- 田野畑村内
- どんな価値
- 住民ニーズを汲み取った商品をラインナップし、地域での生活を支える
社会性
住民の生活支援
健康増進(商品ラインナップの質)
環境性
地産地消、無添加食品等、商品の選定に配慮
年間サイクル
繁忙度:繁忙 ← → 閑散

- 年間従事日数
- 約240日
- おおよそ年収
- 250万円程度
- 初期投資
- 店舗物件取得or賃貸契約、改装、車両・備品購入
- 兼業・複業
- 難しい
- 求められる能力・スキル・ 資格
- 【能力・スキル】
・仕入、在庫管理を行える会計、経営能力
・営業活動、接客に必要なコミュニケーション能力
・スタッフの募集、管理ができるマネジメント能力
【資格】
・小売業許可(扱う商品毎)
・食品衛生責任者
・自動車運転免許
- やりがいポイント
- 「地域住民の生活の支えとなる」
「地域交流を深めることが売上向上にもつながる」
「消費者だけでなく、生産者ともつながることができる」
- 先輩メンター
- 田野畑版SDGsとの関連